「伝えたいこと」と「伝わること」。
それぞれの意味を確認してみましょう。
伝えたいこととは、応募者が採用担当者に理解してほしい内容です。
伝わることとは、応募者がアピールをした結果、実際に伝わったことです。
「伝える」と「伝わる」は、響きは似ていても、意味が違います。
それぞれの意味を明確に分けておかないと、自己PRで、思わぬ誤解を与えることがあります。
たとえば、体力への自信を伝えたい状況があるとします。
「体力をつけるため、毎日3キロのジョギングを、5年間ずっと続けています」
「体力への自信」を伝えたくても、実際に伝わるのは「継続する力」かもしれません。
「ボランティアでみんなの意見をまとめるため、各家庭に訪問しました」
「リーダーシップへの自信」を伝えたくても、実際に伝わるのは「行動力」かもしれません。
伝えたいことが伝わることとずれていると、情報の伝達に食い違いが生じて、誤解が生まれやすくなります。
意図しない意味が伝わるのは不本意でしょう。
自己PRを振り返り、伝えたいことが伝わることと一致しているか、確認してみましょう。
自分の感覚だけでは、なかなか気づきにくいこともあるため、他人に確認してもらうのも有効策です。