執筆者:水口貴博

履歴書を上手に作成する30のポイント

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力強いエピソードでも、印象が悪くなる内容なら、表現には要注意。

力強いエピソードでも、印象が悪くなる内容なら、表現には要注意。 | 履歴書を上手に作成する30のポイント

力強いエピソードでも、印象が悪くなる内容なら、控えたほうが賢明です。

場合によっては、好印象の評価が帳消しになる可能性があるからです。

たとえば、次のような志望動機のエピソードがあるとします。

「この業界に応募する際、親と強く対立しました。最終的に親の反対を強引に押し切って、この業界を志望しました」

反対を押し切るほど、強く志望している様子が伝わります。

意志の強さや行動力などもアピールできるでしょう。

しかし、どこか引っかかるものがあるのではないでしょうか。

「親の反対を強引に押し切った」という部分です。

親の同意を得ずして志望する様子が伝わると、採用担当者は不安を抱きます。

「入社後、今度は、上司の反対を強引に押し切るのではないか」という悪い連想を浮かべるでしょう。

いくら力強いエピソードでも、印象の悪いエピソードを出したばかりに、好印象が帳消しになるのです。

印象の悪いエピソードがあるなら、表現の仕方を工夫してはいかがでしょうか。

「親の反対もありましたが、話し合いをした上、この業界を志望しました」

「親の反対もありましたが、どうしても業界しか考えられず、志望しました」

事実は同じでも、別の表現に変えれば、ずいぶん印象が変わります。

すべてを正直に話せばいいわけではありません。

自分に不利になるエピソードなら、時には嘘にならない範囲で、正直に答えることが必要です。

また、前後の文脈が許せば「あえてそこには触れない」という手段も有効です。

履歴書を上手に作成するポイント(17)
  • 力強いエピソードでも、印象が悪くなる内容なら、表現に注意する。
履歴書の作成途中で、別のペンに取り換えない。

履歴書を上手に作成する30のポイント

  1. まず手をきれいに洗おう。
    履歴書の作成が気持ちよく始められる。
  2. 締め切りがあるか、必ず確認。
  3. 応募の締め切りを過ぎた企業は、諦めるしかないのか。
  4. 最初に手本を見てから書き始めたほうが、きれいに仕上がりやすい。
  5. 履歴書は、自分の分身。
  6. 履歴書を作成するうえで、まず一番大切なこととは。
  7. 書きたいところから書けばいい。
  8. 集中力は、たった1回の電話やメールで、簡単に失われる。
  9. 心を込めて書いた履歴書は、読む人の心を動かす。
  10. 誤字脱字はなくても、字のずれが目立つなら、書き直したほうが賢明。
  11. 適度な余白は、自信を表す。
  12. 太字と細字が混在する履歴書は、許されるのか。
  13. 書くことがないとき、どうするか。
  14. 履歴書を書くことも、希少な経験の1つ。
  15. 全部書こうとするのは「読まないでください」と言っているようなもの。
  16. 箇条書きや見出しのルールは、統一させる。
  17. 力強いエピソードでも、印象が悪くなる内容なら、表現には要注意。
  18. 履歴書の作成途中で、別のペンに取り換えない。
  19. 資格学校は、学歴や職歴になるのか。
  20. 伝えたいことが、伝わることになっているか。
  21. なぜ履歴書には、結婚や扶養家族に関する項目があるのか。
  22. 写真館を選ぶなら、少しでも評判のいいところ。
  23. スピード写真の写りをよくする3つの工夫。
  24. 写真の切り方は、その人の性格が表れやすい部分。
  25. 本人希望欄には、率直な希望を露骨に書かない。
  26. 履歴書は、1回しか読まれないと思ったほうがいい。
  27. 複数の応募書類で、うっかりしやすい日付のミスとは。
  28. あえて送付状を手書きで作成する方法も、時には有効。
  29. 最終確認は、あえて時間をあけるのがポイント。
  30. 履歴書を面接に持参する場合、添え状は必要か。

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