「何社くらい、応募しましたか」
「履歴書は、何社くらい送りましたか」
応募数は、やる気を測るバロメーターの1つ。
応募者のやる気を確認するため、参考として、応募数を質問することがあります。
この質問の意図は、応募者にどれだけやる気があるかの確認です。
応募数ですべてがわかるわけではありませんが、応募者の就職活動の勢いがわかる、1つの参考になります。
注意したいのは「応募したのは御社だけ」と、極端な答え方です。
もちろん事実ならいいのですが、入社意欲を見せるための嘘なら、避けるべき回答です。
就職活動は、多くの企業と比較しながら、並行して進めるのが一般的です。
非常に狭い就職活動であるとわかれば、応募者の偏った考えや狭い視野が伝わり、誤解のもとになります。
では、どう答えるのがいいのか。
一見すると、応募数が多ければ多いほうがいいように思えますが、誤解です。
たしかに応募数は、やる気を測る目安の1つですが、すべてではありません。
大切なのは、応募した数より入社意欲です。
応募数が少なくても、志望企業について、入念に企業研究したことをアピールすれば問題ありません。
キーフレーズは「数ではなく相性」です。
「数ではなく相性」という基準で答えると、応募数にかかわらず、説得しやすくなります。
「就職活動は、数ではなく、相性が大事」
「自分に合った企業に、的を絞った」
適正を考えたうえで、就職活動を進めているとわかれば、面接官も納得します。
面接官に反論されても「あくまで自分に合った企業が大事」と主張すれば、それ以上、厳しく追及されないはずです。