就職活動では、社会人の先輩と喫茶店やカフェなどで会うことがあります。
たとえば、OB・OG訪問です。
帰り際、先輩が「今回はおごりです」と言ってくれることがあります。
このとき、真面目な人は「いいえ、自分の分は自分が支払います」と意地を張って、拒むかもしれません。
先輩に申し訳ない気持ちもあるでしょう。
「自分の分くらいは自分で支払いたい」という自立心の表れもあるでしょう。
しかし先輩にも、社会人としてのプライドがあります。
後輩からおごられると、かえってプライドが傷つく先輩もいるかもしれません。
もしお互いが「支払います」と言い合う状態になれば、後輩から引き下がったほうが賢明です。
「ごちそうさまです」と感謝して、素直に受け入れたほうが、先輩も威厳が保てます。
先輩の待遇は、意地を張らず、素直に受け入れましょう。
上下関係を壊さないよう、素直にもてなされるのも、人間関係のマナーです。
別れた後のお礼の際、ごちそうになった感謝を強調して伝えれば、十分です。
先輩に内定報告をするのが、一番の恩返し。
それでもお礼の気持ちが収まらなければ、初任給から、贈り物をするのもいいアイデアです。
「先輩のお話が役立ちました」という一言も添えると、さらに喜んでくれるでしょう。