「内定がもらえるはずはないが、記念になるから応募だけしてみよう」
いわゆる、記念受験です。
入社の意志が弱いにもかかわらず、大企業に応募した思い出を作るため、記念として受験する行為です。
記念受験は、記念になるだけでなく、面接の練習にもなるメリットがあります。
大企業や人気企業には多くの応募者が殺到しますが、実際は記念受験が大半といわれています。
たしかに応募者にとってメリットがあるのはわかります。
しかし、やはりこの行為は褒められたことではありません。
違法でも不正でもありませんが、やはり控えるほうが賢明です。
まず企業に迷惑です。
企業は、貴重な資源を使って、面接を対応してくださっています。
応募者が多くなればなるほど、企業にも余計な負担が増えるのです。
また、メリットがあると思われる応募者にとっても、実はデメリットがあります。
余計な時間・体力・お金などを消費してしまう点です。
記念受験など、余計なことをしていると、貴重な資源を消費します。
本当に力を入れるべき就職活動の余裕がなくなる。
余計なことをしている人にかぎって「就職活動がうまくいかない」と嘆くことになるのです。
必要なことはすべきですが、余計なことは避けるのが得策です。
わざわざ記念受験を通して練習するのは、企業にも失礼です。
練習は、就職課ですればいいのです。
家族や友人など、練習する機会は数多く存在します。
余計なことをせず、必要なことに集中することが大切なのです。