志望動機の善しあしを判断するのは、どうすればいいのでしょうか。
実に単純です。
社長の立場で考えればいいのです。
社長の立場で考えると、志望動機の善しあしが判断しやすくなります。
たとえば、次のような志望動機があるとします。
「正社員になりたいから応募した」
「給与がいいから応募した」
「福利厚生に魅力を感じたから応募した」
一見すると、どれも正当な理由に聞こえます。
正直であることは、素晴らしいことです。
しかし、社長の立場で考えるとどうでしょうか。
あなたが社長であると仮定します。
自分が書いた志望動機を見たとき、意欲や熱意を感じるかどうかです。
「正社員になりたいから」という志望動機なら「それなら別の企業でもいいだろう」と思うでしょう。
「給与・福利厚生がいいから」という志望動機なら「もっと条件のよい企業があれば、目移りだろう」と思うはずです。
正直な志望動機であるのはわかるのですが、意欲や熱意が伝わりにくい。
少し残念な気持ちにさせてしまうのです。
では、どんな志望動機が喜ばれるか。
あなたが社長の立場になったとき、応募者から言われたい志望動機を想像してください。
「どんな志望動機を言われたときに、雇ってみたくなるか」
とことん突き詰めて考えることです。
その言葉が、志望動機としてふさわしいのです。