心配をなくそうと思わないことです。
心配は、努力によって、小さくできます。
お金を稼げば、今までより少し心配は小さくすることはできるでしょう。
しかし、心配を小さくすることはできても、完全になくすことは不可能です。
心配をなくそうと思っても、心配は消えません。
学生時代は、勉強や恋愛などに悩むでしょう。
卒業が近づくにつれて、次は就職活動の不安が出るでしょう。
実際に採用が決まれば、次は「仕事がうまくできるかな」と思い始めるでしょう。
仕事を始めれば「これだけしか稼げていない」と、ため息をつくでしょう。
仮に、世界一のお金持ちになったとしても、次は「お金が盗まれるのではないか」と心配するでしょう。
私たち人間は、死ぬまでずっと何かに心配する宿命を背負っています。
心配なんて、そんなものです。
いつでもどこでも、心配はつきません。
人は、生きているかぎり、いつも何かに心配しています。
心配を、完全になくそうと思わないことです。
心配と、うまく付き合っていくのです。
「ああ、何だか気がかりだな。そわそわするな」という気持ちがあるから、人は成長していけます。
対策を立てたり、向上心を維持したりできるのです。
ある程度の心配は、あって当然。
心配があってこその人生です。
心配とうまく付き合いましょう。
今日も、そわそわしてきました。
心配と手をつないでダンスをしながら、前に進んでいくのです。