大企業や人気企業ばかりに応募しても、就職が難しいのは当然です。
競争率の高い企業に応募しても、自分が選ばれる可能性は低いでしょう。
ゼロではありませんが、かなり低いはずです。
もちろん希望を持つのは大切ですが、希望が多すぎるのはよくありません。
希望が多ければ多いほど、就職活動は大変になります。
就職活動は、賃貸物件を探すようなものです。
賃貸物件を探すとき、希望が多すぎると、部屋が見つかりません。
駅から5分の場所で、治安もよく、近くに大型スーパーもあり、高層階で眺めがいい。
セキュリティーがしっかりしていて、新築にもかかわらず、家賃が安い。
希望が多すぎると、部屋が見つからないのは当然ですね。
就職活動でも同じです。
家から近くにある企業で、社員教育や福利厚生が充実して、高層階で眺めもいい。
残業はなくて、雇用も安定していて、お給料もよい。
希望が多すぎれば、やはり自分に合った企業が見つかりません。
見つかったとしても、そこに勤めたいと思う人はやはり多いため、競争も激しくなるでしょう。
不採用は、希望を見直す、いい機会です。
希望を完全に捨てろとは言いませんが、妥協が必要になる部分はあるでしょう。
不採用が連続で続けば、自分の就職活動を一度見直してみるといいでしょう。
「自分は、希望が多すぎるのではないか」と考え、希望の幅や度合いなどを見直します。
妥協できるところは、妥協します。
また、希望に優先順位をつけるのも、よい工夫です。
本当に大切な希望だけに絞ると、就職活動の幅が広がるのです。