人生の苦しみは、高みを目指すことから発生します。
「もっと知識を増やしたい」
「もっとお金を稼げるようになりたい」
「もっとキャリアを積みたい」
やはり自分の人生ですから、少しでもよくしたいと思うものです。
高みを目指すのは、向上心の表れでもあり、いいことです。
しかし、夢を叶えるための行動は、同時に苦しみを生む行動にもなります。
高みを目指すからには、険しい道のりがあります。
知識を増やすには、勉強が必要です。
お金を稼ぐには、一生懸命に仕事が必要です。
キャリアを積むには、さまざまな経験が必要です。
「苦しい、嫌だ、つらい」と思い、早く苦痛から解放されたいと思います。
ここで1つ、甘い考えが思い浮かびます。
「高みを目指さなければいいのではないか」と。
高みを目指すから、悩みや苦しみが生まれます。
高みを目指すのをやめれば、悩みや苦しみからも解放されます。
ここでどうするかです。
たしかに高みを目指さなければ、苦しみから解放されますが、人生がむなしくなります。
あらゆる成長が止まって、達成感が消え、変化のない毎日ばかりになります。
人生がむなしくなるのは、苦しい以上に苦しいことです。
やはり人間は、高みを目指すことが必要です。
諦めるのは簡単ですが、諦めないことに意義があります。
人生は、苦しみながら、高みを目指すものです。
苦しみを避けるのではありません。
苦しみを受け入れながら、少しずつ夢に向かっていくことが大切です。
苦しみを受け入れるから、変化や刺激が生まれ、人生の華になります。