木の柱に金づちで、釘を打ったことはありますか。
釘を打つだけと思いますが、ジレンマがあります。
釘を打つ力が弱いと、うまく刺すことができません。
浅く刺すことはできても、深く刺すことができないのです。
では、強く打てばいいと思いますが、これも少し難しいです。
もし、振り下ろした金づちが釘からそれると、指に当たり、大けがをします。
力加減や打ち方に、少し戸惑うのです。
どうすればいいのでしょうか。
まず大切なのは、狙いをしっかり定めることです。
振り下ろした金づちが、必ず釘に当たるように、よく狙いを定めます。
狙いがしっかり定まっていれば、勢いよく金づちを振り下ろしても、大けがをすることはありません。
釘に当てることができ、深く刺せます。
人生でも、同じです。
慎重になりすぎていると、刺さる釘も、刺さりません。
逆に、力任せに適当なことをしていると、自分を傷つけることがあります。
まず、狙いをしっかり定めることです。
「ここだ」というポイントです。
「必ず狙いどおりにいく」と、自分を信じることです。
狙いをきちんと定めて、行動するときは、勢いよく一気にやりましょう。