人間関係では「愛想が大切」と言われます。
口角を上げて、にっこりします。
愛想よく振る舞えば、いい人と思われるでしょう。
もちろん愛想は大切です。
愛想は、ないより、あったほうがいいです。
人間関係で、自分を魅力的に見せることは、必要です。
だからとはいえ、常に愛想よく振る舞えばいいのかというと、そうではないのです。
そもそも常に愛想よく振る舞うのは、大変です。
理由は簡単です。
疲れるからです。
愛想よく振る舞うのも、エネルギーが必要です。
顔に力を入れ続けるのは、意外に疲れます。
疲れると、本当に愛想を作るべき瞬間で、顔が緩んでしまうのです。
では、どうするのかというと、愛想のない時間を作るのです。
たとえば、トイレやお風呂場などです。
誰にも見られていない場所では、愛想を少し休憩です。
誰にも見られていない場所くらい、愛想が悪くても大丈夫です。
悪影響はありません。
そういう時間も必要です。
それがないと、やっていられません。
愛想のない時間があるから、ほっと一息がつけます。
その代わり、人前だけは、愛想よくしましょう。
人前さえ愛想よく振る舞えば、周りから「いつも愛想がいいね」と思われます。
愛想のない時間があるから、大切なところで愛想を作ることができるのです。