日常生活では、むかむかすることがあります。
むかつきは、不快感の塊です。
こみ上げるような不快感があると「気持ち悪い」と思い、すぐ吐き出したくなります。
吐き出すのも、1つの解消方法です。
吐き出した瞬間、すぐ気持ちよくなります。
しかし、むかつきをすぐ吐き出すのは、最善の解決策ではありません。
人にぶつけると、喧嘩になります。
壁にぶつけると、穴が開きます。
周りの人が驚いて、近寄りにくくなります。
むかつきを吐き出せば、すぐ解決しますが、副作用が大きいです。
しかも、本質は解決していません。
吐き出すのは、逃避の1つです。
むかつく現実から目を背けているだけです。
では、どうするのかというと、吐き出すのではなく、飲み込むのです。
むかつくことは、食べ物とは違い、消化に時間がかかります。
むかつきを飲み込むと、初めは気持ち悪いですが、時間をかけて消化していきましょう。
むかつきは、自分が成長するためにあります。
むかつきは、栄養の塊です。
自分が成長するため、飲み込むものです。
自分なりに、むかつきの消化を心がけることで、体の栄養になります。
理性を保つトレーニングになります。
気持ちの整理の仕方を学ぶこともできます。
現実の問題点を見つめて、改善するきっかけにもなります。
きちんと消化できるまで、1週間かかるときもあれば、1カ月かかるときもあります。
1年以上かかることもあります。
時間がかかってもいいですから、消化することが大切です。
むかつきをきちんと消化できるようになったとき、一回り大きな自分に出会えます。