商品を買うとき、値切ってもらうことがあります。
商品を少しでも安く手に入れられれば、一番です。
しかし、値切り交渉で失敗しやすいパターンがあります。
いきなり値切ろうとする姿勢を見せるときです。
店員に話しかけるやいなや「もっと安くなりませんか」と値切り交渉を持ち出しても、なかなかうまくいきません。
店員も、人間です。
いきなり「値切ってくれ」と言われれば、むっとすることもあるでしょう。
利益のこともありますから、なかなか応じてもらえないこともあります。
値切るときは、工夫があります。
相手の立場に立つことから始めるのが、ポイントです。
店員のそばに寄って、次のように話しかけましょう。
「立ち仕事は大変ですね。お疲れになっていませんか。いつも何時間くらい立っているのですか」
店員は「仕事ですから大丈夫です」と言いながらも、にやりとした笑みを浮かべることでしょう。
本心では、自分の立場をわかってもらえたことに、嬉しくなっています。
嬉しくなると、気が緩みます。
このときがチャンスです。
お客さんから同情されて気が緩んだところで、商品に話を移して、値切ってみましょう。
お客さんへの好感があるため、話を丁寧に聞いてあげようと思います。
いつもより、値切り交渉がスムーズに進みやすくなるのです。