人生で最も難しい人間関係は、意外にも、最も身近なところにあります。
親子関係です。
最も身近だから簡単であるように思えますが、実は逆です。
最も身近だからこそ、最も難しいのです。
親子関係ほど、難しい人間関係はありません。
親との関係を振り返ってみましょう。
親に「ありがとう」「ごめんなさい」「すみません」という言葉を、言えていない人が多いのではないでしょうか。
友人に電話することはあっても、親にはなかなか電話しないものです。
友人から親切にされたときに「ありがとう」と感謝しても、親にお世話されたときに「ありがとう」とは言いにくいものです。
友人の誕生日にプレゼントを贈ることはあっても、親の誕生日にプレゼントを贈る人は少ないものです。
最も身近であるからこそ、照れや慢心などが邪魔をして、当たり前のことができません。
親といるときの、あの何とも言えない雰囲気が、たまらないのです。
親と接するのに、勇気や度胸が必要です。
親子関係こそ、人生で最も難しい人間関係。
逆を言えば、親子関係がうまくいけば、ほかの人間関係もよくなります。
最も難しい人間関係をクリアしているのですから、怖いものはありません。
身近な人間関係を改善しようと思うなら、まず親子関係から見直してみましょう。
親子関係は、人間関係の原点です。
両親と仲良くなれる、勇気や度胸があれば、誰とでも仲良くなれます。
親との関係は、人生最大の人間関係の挑戦なのです。