「鈍感だな」と言われて、他人から笑われることがあります。
「間が抜けている」や「気が利かない」という言い方をされることもあります。
たしかに状況を感じ取る能力が鈍いと、惨めに感じることがあります。
人としての重大な欠陥があるように感じます。
他人からはとぼけている様子に見られたり、笑いものにされたりするのです。
しかし、鈍感であることは、落ち込むような性格ではありません。
鈍感には、鈍感だからこそできる長所があります。
細かい点に、気づかないこともまた、能力です。
感じ方や感覚が鈍いからこそ、ささいなことも気になりません。
集中力を発揮したり、楽観的になったりできます。
人生をおおらかに生きることができるでしょう。
気づかないからこそ、ストレスも軽くなります。
その様子は、周りの人から大きな器を持っている人物として見られるに違いありません。
鈍感だと言われたら、喜んでいいのです。
将来、大物になる可能性があります。
素晴らしい能力があることを、他人から認められ、褒められているのです。