本屋に行けば、数多くの本があります。
ビジネス、政治経済、ライフスタイルなど、ジャンルによってさまざまな知識が学べます。
これだけ多くの本に恵まれている時代に生まれた私たちは幸せですね。
本は、先人の知恵と知恵の結晶です。
たくさん本を読むことで世の中を知ることができ、未然に失敗を防いだり、人生の生き方が上手になったりします。
学校に行かなくても、目の前に先生がいるかのように、教えてもらうことができます。
本来、学びや教訓は、痛い目に遭うことで学べますが、本の力を借りれば、痛い目に遭わなくても学べるようになります。
本はどれも手間暇のかかった作品ですから、効率よく体系的に知識を吸収できるでしょう。
世の中には、あらゆるジャンルの本が存在しているため「すべての答えが本に書かれている」といっても過言ではありません。
数多くの答えを求めて、貪欲に本を読んでいる人もいるでしょう。
しかし、どうしても本からは学べない例外があります。
自分の魅力なのです。
あなたの魅力は、本には書かれていません。
どれだけ大きな本屋に行こうと、どんなにたくさんの本を読もうと、見つからないでしょう。
自己分析の本を読むことで魅力の見つけ方を学べても、ストレートに答えが書かれているわけではありません。
どれだけ本を読もうと、自分の魅力の答えは載っていません。
では、誰が見つけるのか。
自分が見つけるしかないのです。
自分の魅力を見つけるのは、自分です。
たとえ自己分析の本があり、見つけ方を学んだとしても、実際に見つけるのは自分です。
自分の性格や振る舞いに集中して、自分にはどんな特徴があるか気づいてください。
魅力とは、自分で見つけるものであり、自己判断でいいのです。
これまでの過去を思い出しながら、自分の傾向や特徴に気づけば、だんだん個性的な魅力が見えてくるでしょう。
好き嫌いや得手不得手も、あなたの個性を知るための大事な手がかりです。
長所が見つかれば、ぜひ大事にしてください。
魅力とは、長所であり、強みであり、個性です。
人生を切り開く武器になりますから、もっと集中して実力を伸ばすことが大切です。
長所だけでなく、短所にも注目しましょう。
嫌いな短所に思えても、見方や生かし方を工夫すれば、素晴らしい長所であり魅力になる可能性があります。
往々にして短所は、生かし方を変えれば長所に変わります。
大きな短所であれば、それだけ大きな長所に変わる可能性があるのです。
外見的な魅力だけでなく、内面的な魅力にも注意を向けてみましょう。
私たちは外見に注目しがちですが、性格や考え方といった内面も立派な魅力です。
変わった性格に思えても、それは魅力的な個性です。
変わっていればいるほど、魅力度が高いといえるでしょう。
さて、あなたにはどんな魅力があるでしょうか。
気づくだけでいいのです。
どんどん自分の魅力を見つけていきましょう。
自分にとっては普通に思えても、ほかにはない珍しい特徴なら魅力と呼べるでしょう。
一生懸命に本を読むことも大切ですが、自分の内側に集中して、自分らしさを見つけることも大切です。
自分の素晴らしい魅力を見つけることは、宝物を見つけるのと同じこと。
自分の魅力を見つけることは、本を100冊読む以上の価値があるのです。