「ああ。今日も好きな人と話をしただけで、関係を前進させられなかった」
好きな人と話ができるのはいいですが、これといって恋愛関係に発展するような会話がないとき、悩みます。
好きな人とは、好きであるゆえに、もっと早く恋愛関係になりたい気持ちが強くあります。
しかし、今日もありきたりな会話で終わり、これという関係の変化は見られなかった。
「無駄な時間だったのかな」
早く結果を出したいからこそ、結果が出ないと、もどかしい気持ちになります。
大丈夫です。
前進していないように思えても、実は前進しています。
好きな人との関係は、日々、変化させていくのが大切です。
できるだけ早く仲良くなりたい気持ちはわかりますが、一気に変えていこうとするのは難しいものです。
その一歩は、やはり会話です。
「好きな人と会話ができた」
これだけでいいのです。
話ができたことで、3つの収穫があります。
1つ目は「自分のことを相手に知ってもらうことができたこと」です。
相手の脳の中に、あなたについての情報がインプットされたわけです。
わずかではありますが、相手の脳の中にあなたが入り込んだことになります。
2つ目の点は「相手を知ることができたこと」です。
好きな人のことはもっと知りたいと思います。
会話を交わすことで、好きな人についてほかの人より詳しくなることができました。
好きな人についてほかの人より詳しくなったということは、ほかの人より特別な関係になったともいえるのです。
3つ目は「互いに時間を共有できたこと」です。
少なくとも、人生のわずかな時間であろうと、共に過ごす時間を共有できたのです。
「あのとき一緒に話したよね」と過去を振り返ることができるようになる。
これは素晴らしいことです。
たとえ恋愛関係に発展するようなことがなくても、単に会話をするだけで前進しているのです。
何もしないよりは、はるかに未来的です。
きちんと成果があるのです。
その調子です。
もっと自分のことを相手に伝え、もっと相手のことを知って、もっとお互いの時間を共有します。
その少しずつした前進を続けていけば、次第に恋愛関係へと発展します。
まったく急ぐ必要はないのです。