「私は、愛のない人間なんだ」
ときどき自分のことを冷たい人間だという人がいます。
そういう人は、恋にもおっくうになりがちです。
今、あなたには片思いの人はいますか。
気になる異性がいますか。
好きな人がいるなら、恋愛をする資格があります。
デートにはお金がかかります。
好きな人と食事に行くにもお金がかかります。
テーマパークや水族館にも入場料が必要です。
通常、人の気持ちは目には見えません。
しかし、唯一、感情が見える形になったものがあります。
涙です。
あなたの周りにいる恋愛上手な人を見てみましょう。
恋愛がうまくいっている人は、感情が豊かな人が多いと思いませんか。
普段からよく泣いてよく笑っている人は、恋愛においてもよく泣いてよく笑っています。
「体力がないし、力も弱い。頭も悪い。こんな自分を好きになる人はいないのではないか」
いえ、そんなことはありません。
むしろ、そんな人こそ恋愛に向いています。
「勘違いが多い」
「早とちりが多い」
自分の判断力の低さに嘆く人も多いことでしょう。
「忙しいから恋愛をする暇もない」
忙しいときには、余裕がないがゆえに恋愛をする余裕もないように思えます。
しかし、忙しいときこそ恋愛をするチャンスです。
高価なブランド品を身につけている人と一緒にいて、引け目を感じたことはありませんか。
ブランドを持っていると、人間としても魅力的に映ってしまうから不思議です。
それがブランドのいいところでもあります。
あなたが好きな人とデートをするとき、どのような場所を選んでいますか。
やはり、最初のうちは無難に「行き慣れたところ」を選ぶことでしょう。
自分の知っているところのほうが慣れているため安心するからです。
あなたは今、どんな人たちに囲まれて生活していますか。
両親・友人・先生・知り合い・好きな人。
多くの人に囲まれて生活を送っていることでしょう。
あなたが小学校に入学したときのことを思い出しましょう。
今まで勉強をしたことのない科目は「何だか難しそうだな」という印象を受けます。
まだ習ったことのない科目は、内容がよくわからないので不安もひとしおです。
遠距離恋愛に悩む人がいます。
「遠く離れすぎている。会うのも大変。うまくいかないに決まっている」
諦める必要はありません。
『ロミオとジュリエット』という作品をご存じですか。
劇作家シェークスピアの代表作品の1つです。
モンタギュー家の子息ロミオは、ある日に出席した舞踏会で、ジュリエットという女性と恋に落ちます。
「たまたま知り合うことになった」
「偶然、町で会った」
「思いのほか、気の合う人だった」
好きな人と話をしていると、1つや2つ、話の合わない部分があります。
「いい人だなと思ったけど、やはり自分には向いていないのかも」
いえいえ、合わない部分があるなら、なおさら向いています。
「自分は年を取ってしまった。もう恋愛をする年ではない」
年を取るにつれて、恋愛に対して弱気になってしまう人がいます。
それは実にもったいないことです。
すぐ諦めるのは、恋愛上手とは言えません。
諦めたら最後です。
自分に興味がない人を振り向かせるためには、諦めない姿勢が大事です。
「元気が出ないなあ」
なぜ、元気が出ないと思いますか。
単純です。
「世代が違うから、恋を諦める」
本当にそうでしょうか。
では、世間を見渡しましょう。
「相手が浮気性で困っている」
相手が浮気をするということは、あなた以上に魅力的な人がいるということです。
それは相手が悪いのではなく、あなたがいけません。
「スタイルが悪い」
「体型に自信がない」
「太っていると恋愛ができないのではないか」
男性にとって、手が届かないような絶世の美女。
女性にとって、夢のような男性。
そうした手が届かない、憧れの人がいます。
あなたの身近には、人気者がいますか。
人気者というだけあって、モテるに違いありません。
頭もいいし、かっこいいし、性格もいい。
「私には夢も希望もない。こんな自分は人を愛する資格なんてないんだ」
そんなことはありません。
勘違いしないでください。
「相手が優しくなれば、もっとうまくいくのに……」
「相手も私のことを好きになってくれれば、すぐ両思いになれるのに……」
「相手はもっと私のことを見てほしい……」
あなたは、自分の会話に自信がありますか。
恋愛は、会話が下手でも問題ありません。
話をするのに自信がなければ、聞き役に回ればいいからです。
「つらい」
「苦しい」
「大変」
世の中を見てみましょう。
しっかりした頼りがいのある人でモテている人もいれば、なよなよした頼りない人でもモテる人がいます。
どちらがいいのでしょうか。
「今、あなたには好きな人がいる」
実はこれだけで、素晴らしいことです。
時代が違えば、出会えなかったでしょう。