以前、飛行機に乗るとき、どきっとしたことがあります。
いつもより早めに空港へ行き、搭乗手続きを済ませました。
ゲートをくぐって手荷物検査が終わり、後は乗るだけの状態です。
飛行機の出発時間まで、1時間ほどあり、まだ時間には余裕がありました。
「まだ時間はたっぷりある。ちょっとコーヒーでも飲もうかな」
近場のショップでコーヒーを飲みながら、持参していた本を読んでいたときのことです。
読書に夢中になっていて、いつの間にかかなり時間が過ぎていました。
気づくと、なんと飛行機出発の10分前。
「大変だ!」
慌てて、飛行機の搭乗ゲートへ行くと、乗務員が困った様子で待っていました。
あなたが「最後の1人です」と丁寧に言われたことが、逆に心苦しかったのを覚えています。
どきっとしました。
危うく高額の航空券が、ダメになるところでした。
せっかく早く手続きを終えていたのに、こんなことでは情けない。
ときどき飛行機で乗客の1人が搭乗に遅れて、飛行機の出発時間が遅れるというトラブルがあります。
自分がその「1人」になっていました。
「こういう状況で遅れるのだな」と思いながらも、飛行機内では、みんなからの刺さるような冷たい視線です。
そのおぞましい光景は、今でも忘れられません。
その後、反省をして立てた対策は「携帯電話のアラーム機能」です。
あらかじめ決められた時間にアラームがなれば、読書に集中していても気づきます。
実体験から言えるのですが、早めに到着をして余裕があるときほど「まだ時間がある」と思って油断してしまいがちです。
皆さんも気をつけください。