飛行機には「出発時間」と「搭乗開始時間」があります。
突然ですが質問です。
この言葉を聞いて、一瞬、どちらの言葉に注意を向けますか。
おそらく、無意識に注目をしてしまうのは「出発時間」のほうではないでしょうか。
ここで無意識に注目をしてしまうと危険です。
時間に余裕があれば、ラウンジで軽食をしたり、免税店で買い物をしたりして時間をつぶしているでしょう。
私たちは「授業開始の5分前」や「仕事5分前」という感覚があるため「出発5分前」に乗ればいいだろうと思ってしまいがちです。
しかし、これはよくない。
出発直前はアウトです。
ここでよくうっかりしてしまいそうになるものです。
出発というのは、飛行機が動き始める時間、もしくは離陸する時間です。
出発直前に乗ろうとしても、すでに搭乗ゲートが閉まり、飛行機が動き始めているのです。
飛行機に乗るときに気をつけなければいけないのは「出発時間」より「搭乗開始時間」です。
「飛行機に乗ることができるようになる時間」ということです。
多くの場合、飛行機が出発する30分くらい前から搭乗開始時間になります。
搭乗開始時間前なら、搭乗ゲート付近で時間をつぶしてもいいですが、搭乗開始時間になれば搭乗ゲートに戻る必要があります。
気をつけるのは「出発時間」より「搭乗開始時間」です。
出発時間は忘れてもいいくらいです。
搭乗開始時間さえ気をつけていれば、自動的に飛行機に乗ることになりますから、出発時間は忘れてもいいのです。
搭乗券に記載されていますから、しっかり確認しておきましょう。
ささいな違いに思えますが、飛行機に乗れるか否かが決まってしまうほど、重要な違いなのです。