同居している猫同士がよく喧嘩をして、頭を抱えている飼い主も多いことでしょう。
猫は好き嫌いが激しいのは、人に対してだけでなく、猫に対しても同じです。
生後1カ月から半年までの間にほかの動物たちと触れ合う機会がないと、付き合い方が苦手になり、喧嘩をしやすくなります。
もちろん成猫でも手遅れではありません。
時間はかかりますが、一緒に暮らし始めたころは喧嘩をしていても、しばらくしていれば次第に仲良くなるはず。
しかし、いくらたっても喧嘩は平行線を保ったままで解決しそうにない場合があります。
「うちの子たちは、なぜこんなに血の気が多いのかな」
同居している猫同士がよく喧嘩をする場合、意外な原因が考えられます。
「食事のやり方」です。
もしかして、1つの器の中に、数匹分の猫の餌を入れていませんか。
1つの器に餌を入れることのどこが問題なのかと思いますが、大いに問題です。
一緒に器の中に食事を入れていると、猫同士が餌の取り合いになりやすいからです。
自分より相手のほうが食べる量が多かったり、食事を邪魔されたりなど、猫同士がいがみ合うきっかけを作りやすくなります。
食い物の恨みは恐ろしい。
猫の相性の問題で喧嘩をしていることもありますが、食事のようなささいなことから仲たがいが発展していることが多いです。
対策としては、別々の器を用意して、与える方法です。
もし3匹猫を飼っているなら、器を3つ用意して、食事の奪い合いが起こらないようにします。
猫同士は食べ物の取り合いで喧嘩をすることが、大幅に減少するはずです。
まずはこの方法で、しばらく様子を見ましょう。
この方法をとるだけで、おそらく喧嘩をする頻度は大幅に減少することでしょう。
次第に仲を回復させる可能性が高くなります。
しかし、それでもなかなか仲良くなれないなら、思い切って別々の部屋で暮らさせる方法も手です。
どうしても反りが合わない猫同士を無理に一緒にさせるのも、ストレスになります。
顔を合わせることがなくなれば、喧嘩はできなくなるはずです。