野良猫を拾って飼い始めた場合、元いた場所に戻ろうとして、部屋から脱走しようとすることがあります。
宅配便や訪問客でドアが開いたり、掃除で窓を開けたりした瞬間、さっと飛び出ようとします。
また、ペットショップから買った猫の場合も、よく見られます。
やはり窓から見える鳥や風景などの外の世界に強い興味を示して、出ようとすることがあります。
この習性の多くは、飼い主との生活が始まったばかりのときによく見られます。
野良猫として拾ってきたときには、飼い主や環境に対してなじみが薄いため、逃げたがろうとします。
またペットショップの場合も同じです。
ペットショップから飼い主の自宅へと大きな環境の変化があり、ストレスを感じ、家から逃げ出そうとすることが多いです。
これを何とかやめさせるいい方法はないのでしょうか。
おすすめなのは、ドアや窓を開ける前には、あらかじめ猫を別の場所に移動させておくことです。
逃げられる心配もなく、訪問客を驚かせることもありません。
では、大掃除など、長時間窓を開けたままにする場合にはどうするか。
このときは、掃除の前に猫を籠の中に入れて、あらかじめ逃げられないようにしておけばいい。
どちらも初めは手間がかかりますが、続けてみましょう。
根気よく続けることがポイントです。
しばらくすれば、猫は「どうせ外には逃げられないな」と諦めるようになります。
また、猫は「家になつく動物」と言われます。
部屋の環境に対する慣れができる一方、逃げようとするしぐさはなくなるでしょう。
もちろんこれで完全に解決するわけではありませんが、外へ出たがろうとする習性を次第に抑えていくことができるはずです。
時間はかかりますが、しばらく根気よく続けていきましょう。