「さて、そろそろ寝ようかな」
時計が10時あたりを回り、寝る時間が近づきます。
そんなときに限って、飼っている猫がうるさく鳴いたり、ばたばた走り回ったりする光景を目にしたことはありませんか。
また、睡眠中に猫が飼い主の上に乗っかってきて、睡眠を阻害される場合もあることでしょう。
寝ようとする時間に限って、なぜか猫は元気になります。
寝る前といわず、寝ている最中に猫が部屋中をばたばた走り回り、叩き起こされた。
そんな経験を持つ飼い主も多いのではないでしょうか。
実はこれが普通です。
猫が普段おっとりしていますが、元気になる時間帯があります。
「夜更け」と「早朝」です。
猫にもよりますが、夜の10時や早朝6時あたりは、活動的になることが多いようです。
今でこそ昼間に活動をする猫ですが、猫はそもそも夜行性でした。
ネズミを捕獲するのは、昼間より夜が適していたので、夜中に行動していました。
暗い中を走り回り、多くの小動物が眠るであろう時間帯のほうが、ネズミをはじめとする小動物を捕獲しやすい事情がありました。
「狩猟習慣」の名残があるため「夜更け」や「早朝」になると、本能的な習慣が働き「獲物はいないか」と、はしゃぎだします。
もし、そんな夜中にうるさい猫に悩まされているなら、アドバイスがあります。
寝る前に、わざとボールを使って遊び相手をしてあげ、疲れさせてあげるといい。
時間の目安としては、10分間くらいがいいでしょう。
猫は犬と違い、あまり持久力がありません。
飼い主が猫とボール遊びでしばらくじゃれ合っていれば、猫はすぐ疲れるはずです。
遊びに疲れた猫は、朝までぐっすり寝て、飼い主も夜中に眠りやすくなるのです。