ペットを飼い始めると、自分が飼い主になるということですね。
命を預かり、養う対象ができます。
ほうってはおけない存在ができる。
目を離せない存在です。
食事を与えなければいけない存在です。
また、犬を飼い始めるなら、しつけも必要です。
これは教育と同じです。
飼い主と一緒に生活をしていくために、生きていくために最低限必要な社会ルールも教えてあげなければなりません。
これは、あらためて考えるとすごいことです。
たとえば、小学生が子犬を飼い始めたとします。
これは、未成年者が子どもを育てているのと同じです。
子どもが1人できたと考えてもいい。
もちろん未成年者ですから、男子も女子もまだ子どもを産めるだけの体は出来上がっていない。
しかし、ペットを飼うことで、未成年である小学生ながらにして、子を持つ親の気持ちを体感できます。
もちろん人の子どもではないので、若干の違いはありますが「養う」という肝心のポイントは同じです。
私が初めて子犬を飼い始めたのは、幼稚園児のときでした。
これもたしか拾ってきた犬ですが、クッピーと名付けました。
その日、その瞬間から、小学生にもかかわらず親心みたいなものを感じたことを覚えています。
「育てる」という独特の責任感です。
これが早くに経験できたのは、今になってはいい財産になりました。
手間がかかるといえばかかります。
大変といえば大変です。
しかし、生活に活気があふれます。