「どうしたの? 何かいいことあった?」
ペットを飼うと、そんなことを友人から言われるようになります。
人が変わったかのようになります。
ペットを飼うと、心が満たされます。
満たされた心があるおかげで、表情は明るくなり、笑顔が増え、性格が変わったかのように映ります。
頼られたときの満足感が、そうさせます。
学生時代、友人から「数学の問題でわからないことがあるから教えて」と頼られることがあります。
解き方がわかる問題であり「こうすればいいよ」と答えると「なるほど。ありがとう!」と喜ばれたことでしょう。
そのとき、自分までぱっと明るくなれたはずです。
頼られて、期待に応えた結果、元気になれます。
頼られるというのは嬉しいことです。
面倒と言えば面倒ですが、それ以上に、自分が誰かの役に立った実感が嬉しいです。
それだけの価値が自分にはある、と感じられるからです。
ペットを飼うと、自然とそういう関係が生まれます。
餌を欲しいと頼られて、餌をあげて喜ばれる。
遊び相手になってとしがみつき、じゃれる相手をしてやって喜ばれる。
小さなことではありますが、着実に「頼られて、期待に応える」という関係を感じることができます。
頼られる機会を飼い主が解決していくうちに自分に自信をつけていき、その結果、自然と明るくなれます。
「こんな自分でも役立つことができるんだ」
面白いですね。
性格を変えようと自分で努力したり、自己啓発書をたくさん読んだりしてもなかなか変われません。
それないのに、ペットを1匹飼うだけで、すぐ変われるのです。