仲直りで話しかけても、相手が素直になるとは限りません。
それどころか再び怒り始め、耳障りの悪い暴言を吐いてくるかもしれません。
「ばかなのはお前のほうだろう」
「こっちのほうが正しいと言っているんだ!」
「そんなこともわからないのか。本当に情けない人間だな」
どれも耳障りが悪くて不快な言葉です。
感情的な言い方をされると、仲直りをしたい気持ちが消えて、いらいらした気持ちが湧き上がってくるでしょう。
かっとなって言い返したくなるはずです。
しかし、相手が暴言を吐いてきても、同じ調子で言葉を言い返さないようにしましょう。
暴言に対して暴言で言い返すと、ヒートアップして、再び喧嘩が始まります。
仲直りに失敗するどころか、以前より関係が悪化してしまいます。
せっかく気持ちを整えて話しかけた意味がありません。
広い視野と冷静な心で状況を見渡してみてください。
相手も悪気があって暴言を吐いているとは限りません。
強がる気持ちがあるせいで、無礼な態度を取っているだけかもしれません。
悔しさ・恥ずかしさの裏返しで、汚い言葉を吐いているだけかもしれません。
相手が暴言を吐いてきたとしても、愚直に反応せず、とにかく冷静を貫くことが大切です。
心はいらいらしても表に出さないようにして、顔は余裕のある表情を続けましょう。
相手が暴言を吐いても、同じ調子で言葉を言い返さないこと。
暴言には丁寧な言葉で言い返すのが、大人の対応です。
丁寧な言葉で言い返すと、相手は自分の稚拙で未熟な言動に気づくでしょう。
冷静な相手に、興奮し続けることはできません。
あなたが冷静を保って話していると、だんだん相手も興奮が収まってきます。
しばらくすれば、相手も落ち着きを取り戻していくでしょう。
冷静を貫くことで、相手の反省を促すこともできます。
仲直りがうまくいき、2人で大人になれます。