私が執筆をするときには、常に締め切りを意識しています。
締め切りは締め切りでも「短い締め切り」がポイントです。
長い締め切りではいけません。
「まだ時間がある。少しくらいサボっても大丈夫」と思ってだらけてしまい、締め切りを設ける意味がありません。
「普通にやれば間に合わないけれど、必死になれば間に合うかもしれない」というくらいの短い締め切りがちょうどいい。
時間に余裕がないからこそ「大変だ。時間がない」と必死になれます。
やる気と集中力が自然と生まれます。
私は本を1冊書くときには、3日以内で仕上げることにしています。
3日以内というだけで、もっと早く書き終えることもあります。
執筆は、別に誰に頼まれて書いているわけではないので、締め切りはありませんが、自分で勝手に締め切りを設けています。
3日以内というのは、短い時間です。
普通にやれば間に合いません。
お風呂の中でも、電車の中でも、食事中でも、散歩中もずっと考えています。
夢に出てくることもあります。
締め切りがあるからこそ生まれる、強い集中力です。
時間的制約があるほうが、確実に集中力が生まれます。
あなたの勉強には、短い締め切りがありますか。
そういう締め切りは、自分で作ります。
英単語300語を、3日で覚えるという短い締め切りを設けてみましょう。
歴史の教科書200ページを1日で読破するというのでもかまいません。
普通にやれば間に合わないけれど、必死になれば間に合うかもしれないというくらいがちょうどいい。
スピードはあるほど、やる気も集中力も出るのです。