相撲の世界は、社会に似ています。
相撲は、変わった特徴を持ったスポーツです。
無差別級なのです。
体の大きさや出身は関係なく、勝った者が昇進できます。
大相撲では、体の小さな力士が、体の大きな力士に勝ってしまうことがあります。
力で勝てなければ、素早さを使って、勝とうとします。
素早さで勝てなければ、ふいをついた作戦で、勝とうとします。
自分の持ち味を最大限に生かして、とにかく勝った人が認められます。
そこが、社会に似ているのです。
学校では、頭のいい人が評価されますが、社会では違います。
社会では、どれだけ人に幸せを与えることができたかです。
多くの人に喜びを与えたり、楽しんでもらったり、役立ったりすることで、評価されます。
その方法は、相撲と同じで、何でもいいのです。
喜んでもらうための手段は、何でもありです。
単純な作業をすること、難しい技術を開発すること、経営すること。
人に教えること、絵を描くこと、音楽を演奏すること、文章を書くこと、体を動かすことなど、さまざまなことがあります。
生まれ、育ち、貧富の差は、関係ありません。
社会では、人々の幸せに貢献できた人が、評価されます。
まず自分の長所を見つけましょう。
長所を見つけたら、徹底的に磨いて、誰にも負けない長所にするのです。
長所を生かして、生きていけばいいのです。
人に喜んでもらえる長所が1つあるだけで、食べていくことができる世界なのです。