人間には、面白い現象があります。
自分のために頑張ると、ついだらだらしてしまうのに、好きな人のために頑張ると、一生懸命になってしまうのです。
いつもは、だらだら書いてしまう読書感想文も、好きな人へのラブレターになると、手に汗握ってしまいます。
普及の名曲、ベートーベンの『エリーゼのために』は、エリーゼのために作られた曲です。
あの切なく、語りかけるような、優しいメロディーは、誰もが癒されます。
ベートーベンは、当時、エリーゼ(テレーゼ)のことが、好きでした。
好きという気持ちを、言葉ではうまく表現できなくて、悩んでいたのです。
言葉で表現できなければ、音楽で表現しようと考えました。
完成した曲が、名曲『エリーゼのために』です。
ベートーベンは好きな人のために、一生懸命になったことでしょう。
好きな人にラブレターを書くようなものです。
「好き」という気持ちを伝えようとするとき、人はいつでも一生懸命になってしまうのです。
なかなか続かないときや、うまくいかないときは、好きな人のために頑張ってみてはどうでしょうか。
好きな人のために頑張ると、自然と一生懸命になってしまうのです。