執筆者:水口貴博

文章がうまくなる30の方法

26

失敗からい上がってきたエピソードに、人は感動する。

失敗から這い上がってきたエピソードに、人は感動する。 | 文章がうまくなる30の方法

人の心を動かすエピソードとは、どのようなエピソードなのでしょうか。

人の心を動かすエピソードとは「失敗から這い上がってきたエピソード」です。

失敗から、這い上がってくるところに、人の強さを感じます。

偉人たちのエピソードに感動するのは、みんな、失敗から這い上がってきているからです。

偉人たちは、最初から大成功の連続だったわけではありません。

最初はうまくいかず、失敗に失敗を繰り返します。

それでも諦めず、少しずつ這い上がってきたエピソードに感動してしまうのです。

私は偉人の中でも、ヘレン・ケラーの伝記に、いつも心を動かされます。

目も見えず、耳も聞こえず、口も利けない状態から、世界の最高峰と言われているハーバード大学にまで進みました。

身体障害者の援助に尽くしました。

「どうすればあんなに一生懸命になれるのか。すごいな」

彼女の並々ならぬ行動力に、驚きを隠せません。

もし、あなたにも失敗から這い上がってきたエピソードがあれば、感動できる文章が書けます。

失敗から這い上がってきたエピソードがなければ「できるようになったエピソード」でもかまいません。

たとえば、自転車に乗れるようになったエピソードです。

これなら、たいていの人が、経験したことがあるはずです。

自転車に乗れるようになった話でも、書き方によっては、感動できる文章になってしまうのです。

文章がうまくなる方法(26)
  • 失敗から這い上がってきたエピソードを、紹介する。
クレームは、よい文章を書くための貴重な意見。

文章がうまくなる30の方法

  1. とにかく書いてみるだけでいい。
    書いてさえしまえば、書くコツがだんだんわかってくる。
  2. うまい文章を書くために大切なことは「読みやすさ、わかりやすさ、面白さ」。
  3. まず「結論」から始めることが大切。
  4. 漢字を使いすぎると、読みにくくなってしまう。
    必要以上に漢字を使わないようにしよう。
  5. 聞いてもわかる文章が、うまい文章。
  6. 言い切る文章にしよう。
    言い切ることで、読者の心に残る。
  7. しっかりインプットさえしていれば、うまくアウトプットができるようになる。
  8. 「最高の文章」と「最低の文章」から、書くコツを学ぶ。
  9. いじりすぎた文章はきれいだけど、面白くない。
  10. 書き手のこだわりなら、文法なんて気にしなくていい。
  11. 感嘆符を使いすぎると、気持ちや強調が、半減する。
  12. 言葉は、言い切らないと、伝わらない。
  13. 元気になる文章を書くには「すればいい」という表現を使う。
  14. 説得力のある文章を書くには、自分が経験したエピソードを入れるだけでいい。
  15. 長い文章を書いては、読んでもらえなくなる。
  16. 書くときに大切なことは「書く技術」より「観察力」。
  17. 文章で一番力を入れるべきは、タイトルだ。
  18. 「一万二千三百四十五」より「12345」のほうが、読みやすい。
  19. 「箇条書き」は、これからのスピードの時代に合った書き方だ。
  20. 大きい字であるほど、読みやすい。
  21. 「その、あの」を使いすぎると、読者が混乱する。
  22. 同じ表現を使いすぎると、読者が飽きてしまう。
  23. すべてを語らないことで、すべてを語ることができる。
  24. わざと面白いところで書き終えて、読み手の興味をかき立てる。
  25. 成功談は面白い。
    失敗談はもっと面白い。
  26. 失敗から這い上がってきたエピソードに、人は感動する。
  27. クレームは、よい文章を書くための貴重な意見。
  28. 余白を大切にすると、文章の質が上がる。
    余白が、1文1文の価値を上げる。
  29. 文章力をつけるには、書くことを「習慣」にすればいい。
  30. 面白いお笑いコンビと、そうでないコンビの違いとは。

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