うまい文章というのは、聞いてもわかる文章です。
わかりやすい文章のためには、聞いてもわかる文章にしましょう。
アナウンサーは「約10」と表現するときに「およそ10」と言います。
「約10」が「110(ひゃくじゅう)」と聞き間違えることを防ぐためです。
読まれる文章のためには、聞いてもわかる文章であることです。
読み手のことを本当に考えている著者は、目で読むだけの文章ではなく、耳で聞いてもわかる文章を書きます。
私たちは、黙って文章を読むときには、心の声で音読しています。
文章を自分が読んで、その心の声を自分が聞いて、理解しているのです。
私は視覚障害者のためにも、文章をいつか音声化したいと思っています。
今の段階では、まだ目で読む文章です。
目の見える人は読めますが、目が見えない人には読むことができません。
みんなが楽しめる文章でありたいし、みんなが幸せになってほしいという夢があります。
そのためにも、今から「聞いてわかる文章」を心がけています。