「大変だ。時間がない!」
朝の通勤のため、社会人が会社へ急ぐシーンは珍しくありません。
車のエンジンをかけて、急いで会社に向かっていました。
1分でも遅刻すれば上司に怒鳴られると思い、猛スピードを出して道路を走っていました。
「ガチャーン!」
十分に左右を確認せずに道路に飛び出したため、交通事故を起こしてしまうというパターンです。
遅刻はもちろん、へこんだ車の修理に費用がかかり、けがをすれば治療費もかかります。
万が一、人命に関われば取り返しがつきません。
焦ったがゆえに、さらにトラブルが大きくなる悪循環です。
失敗は、焦る人にやってきます。
成功は、落ち着いている人にやってきます。
これは人生の法則です。
左右を確認せずに道路に飛び出す習慣があると、遅かれ早かれ交通事故に遭います。
冷静になって考えれば当然のことです。
しかし、焦っている人は余裕がないため、当たり前のことが見えなくなっています。
焦っているときに感情に任せて急ぐのは、注意が必要です。
どんなに頭のいい人でも、焦っているときは頭の働きが鈍くなっています。
視野が狭くなり、周りが見えなくなり、深く考える余裕も判断力もありません。
焦りを感じたときほど、急ぐのではなく、落ち着きます。
落ち着きがないと、せっかくの頭の良さも台無しになります。
落ち着きがあって、初めて頭のよさは生かされるのです。