話が長い人は、運を逃してしまいます。
だらだらした話になる理由は、明快です。
話がまとまっていないから、だらだらになっています。
そういう話は、大して聞く価値はありません。
焦点がぼやけて、曖昧な表現が多いので、真面目に聞いていても実りが少ないです。
そのだらだらした雰囲気は、しっかり相手に伝わります。
たとえ、話の内容が面白くても、だらだらしていると、印象が悪くなります。
だらだら長い話は、仕事でも恋愛でも友人関係でも、損をします。
言いたいことを短く簡潔にまとめる癖をつけることで、自分も話しやすくなりますし、相手にとっても聞きやすくなります。
では、肝心の、話を短く簡潔にまとめるためには、どうすればいいのでしょうか。
ポイントは、3つあります。
たったこれだけでOKです。
第1は「結論から話す」というポイントです。
結論から話をすることで、相手にテーマがダイレクトに伝わります。
大切なことほどじらして、後回しにしたくなる気持ちもあるでしょうが、いきなり話してしまいます。
人間の集中力・記憶力が一番高いのは「話のはじめ」です。
その後、次第に集中力が衰え、記憶にも残りにくくなります。
最も大切なことを最初に話すことで、相手も話の内容に集中でき、印象深く残ることでしょう。
第2に「筋を通す」というポイントです。
「なぜそう思うのか」と理由がなければ、ただ気分に左右されて話をしているように聞こえてしまい、説得力に欠けてしまいます。
「私は悲しい」とだけ言うのではなく「私が~だから、悲しい」と筋を通しましょう。
「私はこう思う」とだけ言うのではなく「私が~だから、こう思う」と筋を通せばいい。
きちんと理由をつけて、話に筋を通せば、相手は話をわかってくれます。
第3に「言いたいことは1つに絞る」ことです。
2つも3つも同時に話をすると、話をするあなたも大変になりますし、話を聞く相手も頭が混乱することでしょう。
「1話、1テーマ」にすればいい。
これら3つのポイントを踏まえ、話を15秒以内でまとめる癖をつけるようにしましょう。
15秒は一瞬ですが、話し上手は15秒で伝えられるのです。