私が学生時代、いつも下を向いて歩いている男友達がいました。
元気がなさそうだなと思って「どうしたの? 何かあったの?」と尋ねました。
すると「何でもない。下を向いて歩いているだけ」とあっけらかんとした返事が返ってきました。
事実、体調が悪いわけでもなく、嫌なことがあったわけでもないようでした。
しかし、下を向いている姿は、いかにも元気がなさそうに見えてしまいました。
友人だった私でさえ、話しかけにくいオーラが漂っていました。
その友人は、下を向いて歩くのが癖のようだったので、いつも元気がなさそうでした。
実際は元気があっても、いつも下を向いて歩いていると、いつも元気がないように見えます。
見る人たちにそういう誤解を与えてしまうので、下を向いて歩くのは損です。
あなたはいかがでしょうか。
「下を向いているとお金が落ちていると気づきやすい」という言い訳は反則です。
お金を拾いやすくなっても、拾ったお金より大きなものを失っています。
少なくとも、運がいい人は、下を向いて歩きません。
ただ当たり前に、前を向いて歩くだけでいいのです。