私は70歳を超えるおばあちゃんと一緒に、富士山の頂上まで登ったことがあります。
私の母の母にあたります。
私が20歳のとき、おばあちゃんと一緒に富士山の頂上まで登りました。
私は最初「さすがに途中で棄権するだろう」と思っていました。
70歳を超えるおばあちゃんが、まさか富士山頂上まで登れるわけがないと思ったからです。
5合目まではバスで行きましたが、5合目から頂上までは乗り物に頼らず、完全に自分の足で登りました。
当時、20歳の私がふらふらになりながら、苦労して登った富士山の頂上です。
私よりはるかに年上のおばあちゃんが、私より元気に頂上まで登り切ってしまいました。
このときばかりは「すごい!」と心の底から思いました。
むしろ危なかったのは、私のほうでした。
噂のとおり、頂上付近は酸素が薄く、そのせいか、途中から針が指すような頭痛に襲われました。
私のほうが途中で棄権しようかと思ったくらいです。
それでも若さのおかげで、何とか頂上まで登り切ることができ、ご来光を拝むことができました。
富士山の頂上に登った感動より、おばあちゃんが富士山頂上まで登っているという、信じがたい光景に感動でした。
明らかに若いです。
話をするときにはよくしゃべり、本当に70歳を過ぎているのかと思うほど、ぴんぴんと元気です。
そんな健康で長生きのおばあちゃんの生活を見ていると、やはり見習うべき習慣があります。
「頭と体のバランス」が、よく取れています。
私の祖母は、現在、80歳を過ぎても、若者のように元気です。
よくしゃべり、よく運動をしています。
川柳が大好きで、気づいたことや思いついたことを題材にして、文を書きます。
新聞に投稿して、なんと優秀作品として選ばれ、新聞のコラムに載ったこともありました。
そんな祖母ですが、実はダンス教室の先生もやっています。
ダンス教室に通うため、朝早くから家を出て、教室で生徒を指導しています。
今回は、そんなおばあちゃんを思い浮かべながら、長生きのポイントを紹介します。