執筆者:水口貴博

説得力を高める30の方法

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説得力のある言葉は、短い。

説得力のある言葉は、短い。 | 説得力を高める30の方法

ときどき話の長い人がいます。

言いたい気持ちが度を越えて、くどくど話を長く続ける人です。

本当に聞いてもらいたい話は、長くてはいけません。

話が長いと、どんないい話も、お説教のように聞こえてきます。

人間は「お説教は聞きたくない」という本能が働き、聞いてもらいにくくなります。

私は小学生のころ、毎週月曜には朝会がありました。

体育館に全校生徒が集まり、校長先生の話を聞きます。

しかし、校長先生の話に限って、長いのです。

10分や20分は当たり前で、時には30分も、延々と1人で話し続けます。

話を聞いている途中、貧血で倒れている人が出ていたくらいです。

どんなにいい話で一生懸命に聞いていても、長い話は誰でも途中で疲れ、何を言いたいのかわからなくなります。

私は小学校の校長先生から聞いた話で「昭和天皇が亡くなりました」という話以外はまったく思い出せません。

それ以外の話は、どれもくどくど長すぎて、何も印象に残っていません。

驚くほどに、何も覚えていません。

校長先生は、長い話のほうが、説得力があると思っていたようです。

生徒へ伝えたい熱い気持ちが先走り、冗長な言葉に加え、切りのない長話に、全校生徒がぐったりしていました。

話は短いほうが、説得力があります。

ことわざは、どれも短い一文です。

短いから、聞きやすく、わかりやすく、納得しやすくなります。

すっと心に入り込んで印象に残ります。

説得力の高い話ほど、ことわざのように短くすることが大切なのです。

説得力を高める方法(9)
  • 言いたいことは「一言」で言い切る。
説得力のある人は、経験が豊富な人。

説得力を高める30の方法

  1. 説得力があると、話を聞いてもらえるようになる。
  2. 話の面白さは、話す内容より話し方。
  3. 「事実だけを述べる話し方」より「イメージのできる話し方」。
  4. 体験談は、何でも面白い。
  5. 表情は、言葉より語る。
  6. わかりやすい例を挙げると、説得力が増す。
  7. 相手の話を3度受け入れてから、Butで反論。
  8. 相手の心に突き刺さる話し方のほうが、メッセージ性は高くなる。
  9. 説得力のある言葉は、短い。
  10. 説得力のある人は、経験が豊富な人。
  11. 納得させるために、わかりやすい例を出そう。
  12. あらゆる話に、善も悪もない。
    説得しだいの話である。
  13. 比べると、説得力が生まれる。
  14. 逃げ道があると、逃げたくなくなるのが人間。
  15. 精神論で語らない。
    方法論で説得する。
  16. 「ここだけ」「今だけ」限定を設けると説得できる。
  17. 相手を認める表現を使うと、説得ができる。
  18. 褒められて、悪い気分になる人はいない。
  19. 相手のところへ出向くと、お願いも通りやすくなる。
  20. 説得するときの服装は、重要。
  21. 丁寧な言葉を使う人のお願いを、聞きたくなる。
  22. 「あなたじゃないといけない!」
  23. お世話をする側に立つから、お世話をされるようになる。
  24. 元気という燃料で、今日も明るく突っ走る。
  25. 説得させるために、まず自分が元気であるところを見てもらおう。
  26. 大事な話・お願い・説得ほど、直接会うのがベター。
  27. 説得は、午前10時前にしよう。
  28. 人の数が説得力に変わる。
  29. 相手の目を見ないと、説得ができない。
  30. 「見つめる」「にらむ」「凝視」は、敵対のサイン。

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