1本足のやじろべえは、足が1本しかないだけに、不安定です。
転げやすくなります。
しかし、2本足の人間は、左右に足がありますから、2本足で安定しています。
1つでは不安定ですが、2つだと安定します。
これは、説得というテーマにおいても同じです。
話をするときにも、1つだけのテーマでは不安定になります。
欠点を見抜かれやすくなり、説得力が弱くなります。
もう1つ対照的な事実を出して、2つを比較すればいいのです。
比較をすれば、人間の足のように2本足になり、安定します。
対称的になり、わかりやすくなります。
「怒れば失敗する。笑えば成功する」
「汚い部屋は心も汚くなる。きれいな部屋は心もきれいになる」
「モテない男は爪が長い。モテる男は爪が短い」
ギャップの大きな話を比べると、わかりやすくなります。
そのわかりやすさが、説得力へと変わり、聞いている人をうなずかせます。
納得させればいいのです。
人間は理解して納得すると、不思議と信じてしまいます。
「なるほどな」と思ったら、そのまま信じてしまうのです。