美しさのポイントは、傷です。
ダイヤモンドは傷があるからこそ、光を美しく反射できるようになります。
傷のついている宿命は、輝くダイヤモンドの原石です。
むしろ何の問題もないような宿命は、後からたくさん傷をつけて輝かなければいけません。
親がいて、お金もあり、顔形に恵まれた人として生まれれば、恵まれた宿命です。
しかし、傷がついていないので、輝きが乏しいのです。
初めが恵まれていますから、努力・根性・継続を忘れ、後から苦労することになるからです。
傷は、そのままにしているだけでは意味がありません。
傷は、磨くことで輝き始め、魅力に変わります。
世界で大業を成し遂げている人を見ると、傷の多い生い立ちがあります。
親がいなかったり、貧乏だったり、障害を持っている人であったりします。
アメリカ第16代大統領のリンカーンは、とてつもない貧乏人でした。
豊臣秀吉も、貧乏な農民からの出世です。
ヘレン・ケラーは、耳・目・口に障害を持っていました。
しかし、そうしたコンプレックスや弱点など、傷を磨くことで輝き、かえって魅力へと変えていきました。
ほうっておいたり、無視したり、嫌ったりするのではありません。
磨いて魅力へと変えるのです。
傷は、魅力のもとです。
自分の宿命だと思い、生かしきってしまうのです。