「仕事と趣味、どちらを取ればいいでしょうか」と聞く人がいます。
ほかにも「趣味と恋人、どちらを取ればいいでしょうか」「趣味と家庭、どちらを取ればいいでしょうか」という質問も聞かれます。
ひとつ言えることは、人生に関わる大切なことは、自分で決めることです。
相談されたとき、親切心からアドバイスしても、ろくなことになりません。
たとえば「仕事より趣味を取ったほうがいい」という言葉を信じて、言われたとおりにしました。
何がトラブルがあってうまくいかなかったら「あなたのせいでこうなった」となります。
責任転嫁をされても困ります。
親切をしたつもりが、逆に恨まれてしまいます。
恩を仇で返すようなことをされる可能性もゼロではありません。
良かれと思って安易に答えると、うまくいかなかったとき「責任を取れ」と言われることになるのがオチです。
人によって価値観は異なるし、正解も異なります。
こういう人は、結局自分で責任を取りたくないのです。
誰かに聞いてそれに従えば、自分の考えなくて済むので楽です。
人に決めてもらったら、失敗したとき責任転嫁をしてしまい、反省も成長もできません。
相手との関係まで悪くなってしまいます。
「趣味と仕事、どちらを取ればいいでしょうか」と聞くのなら、自分で考えましょう。
また、そういう相談を持ちかけられても「自分のことは自分で決めるのいい」と丁重にお断りするのが得策です。
話ならいくらでも聞いていいですが、具体的な答えは言わないことです。
冷たいようですが、人の人生に関わることは、自分で考えて答えを出すのがベストです。
「仕事と趣味のどちらが大事か」という問題は古今東西、永遠のテーマです。
趣味より仕事のほうが大切という人もいるし、仕事より趣味のほうが大切という人もいます。
また「趣味より恋人」「趣味より家族」という人もいるし「恋人より趣味」「家族より趣味」という人もいます。
どちらも正解であり、ケース・バイ・ケースです。
答えは、その人の価値観によって180度変わります。
占い師に相談するのもいいのですが、あくまで参考程度にするのが賢明です。
自分で決めたことなら、失敗しても、反省できます。
自分が決めたことだからこそ、失敗したとき、きちんと反省、成長ができます。
人生に関わることであればあるほど、自分で決めることが大切なのです。
相談されたとき、答えたくてたまらないときもあるでしょう。
深刻に悩んでいる様子があるなら、なおさらです。
どうしても答えたいなら「私だったらこうする」という言い方がおすすめです。
あくまで自分の場合を仮定して話すのなら、押しつけや強制がないので、相手は参考として受け止めてくれるはずです。