趣味の醍醐味の1つは「非効率を楽しむこと」です。
趣味をするときは、少しでも効率よくやりたいと思うことが多いのではないでしょうか。
受験勉強の名残で、効率を考える癖が付いています。
もちろん効率よくやるのもいいですが、そればかりではありません。
非効率にやってみることも大事なのです。
効率を追い求めるのは仕事でやることです。
仕事では、常に効率よく進めることが求められます。
コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスを考えることは当たり前です。
効率アップのために、段取りや優先順位を考えたり、わざわざお金をかけてツールを取り入れたりすることもあります。
仕事では効率が正義です。
効率の悪いところがあれば、改善が求められます。
上司や先輩から「もっと効率を考えなさい」と叱られるのです。
しかし、趣味は仕事ではありません。
非効率であっても誰かに叱られるわけでもありません。
ペナルティーがあるわけでもありません。
むしろ非効率にやってみることこそ、趣味の醍醐味。
「あえて遠回りをしてみる、無駄なことをやってみる、労力に見合わないことをやってみる」ということが素晴らしいのです。
何でもかんでも効率が良いわけではありません。
非効率は、それはそれで楽しいことです。
時には非効率にやってみることで、新しい冒険・新しいパターンにチャレンジできます。
そのことで、意外な発見ができたり、趣味の深掘りができたりします。
趣味の新たな魅力を発見できることも少なくありません。
趣味は少しでも長く接したいと思うもの。
非効率にやってみることで、趣味と接する時間を長くすることが可能になります。
効率だけが正しいと思い込んでいるなら、その考えは改めたほうがいいでしょう。
趣味では、効率も大事ですが、非効率も大事なのです。