ピンチをチャンスに変えるには何が必要か。
「前向き気持ちと行動力」です。
ピンチに直面したとき、運や成り行きに任せるのは良くありません。
「ピンチにチャンスに変える!」という前向きな気持ちを持ち、実現に向けて具体的なアクションを起こすことが大切です。
ピンチが起こったからといって、未来が決まったわけではありません。
結果が決まったわけでもありません。
過去完了形ではなく、あくまで現在進行形です。
大切なのは、ピンチが起こった後の行動です。
ピンチをピンチのまま受け止めたら、最悪の結果で終わります。
ピンチを生かして行動すれば、素晴らしい結果につながります。
どんなピンチも、視点を変えれば、チャンスになります。
ここで大切なのは「逆転の発想」です。
ピンチをピンチのまま受け止めるのではなく、ピンチをうまく生かす形にすることで、チャンスに変えることが可能になります。
大家から物件の取り壊しを理由に立ち退きを要求されたとします。
急に住む場所を失うことになって慌てますが、ピンチとは限りません。
立ち退き料で以前より良い物件に引っ越しできれば、ピンチをチャンスに変えられます。
恋人から振られてしまい、独りぼっちになってしまいました。
ピンチに思えますが、ここで行動力を発揮すればいいのです。
フリーになったことで以前よりすてきな人と出会い、交際を実現できれば、ピンチをチャンスに変えたといえるでしょう。
勤めている会社が倒産してしまい、急に仕事がなくなったとします。
無職となり、収入がピンチになりますが、ここでも前向きな気持ちと行動力です。
以前より条件や待遇の良い会社に転職すれば、ピンチをチャンスに変えられます。
長野の善光寺は、江戸時代の初期、大規模な火災に見舞われました。
再建には多額の資金が必要で、ピンチの状況でした。
そんなとき善光寺が編み出したアイデアが「出開帳」です。
ご本尊の分身仏を持って、全国各地で公開しました。
その結果、浄財によって再建資金が集まっただけでなく、善光寺の名前も全国の庶民に知れ渡ることになり、知名度が向上しました。
ピンチを乗り越えるだけでなく、見事チャンスに変えることにも成功したのです。
ピンチが起こったら「最悪だ!」「もう終わりだ!」と嘆くのではありません。
「何が何でもチャンスに変えてやる!」という前向きな気持ちと行動力で、自分の人生を「暗」から「明」に導くことが大切です。
たとえ絶体絶命のピンチに思えても、前向きな気持ちと行動力があれば、必ずチャンスになります。
チャンスはピンチという形でやってくるからです。
前向き気持ちと行動力で、ピンチをチャンスに変え、人生を飛躍させましょう。
ピンチとは、喜ぶべきことなのです。