あるところに念願のチャンスを手に入れた人がいました。
「このときを待っていた! ついにチャンスを手に入れた! これで夢が実現する!」
チャンスを手に入れた人は大喜びです。
嬉しくて嬉しくて興奮が止まりません。
友人に報告したり、しみじみと感慨にふけったりします。
しかし、この後が残念です。
チャンスをつかんだのは良いのですが、その後が良くありません。
「ああ、良かった。これで安心」と思って終わりです。
チャンスを手に入れたことに満足して、その後の行動がないのです。
結局チャンスを生かさないまま終了です。
「チャンスが欲しい、欲しい」と言っておきながら、いざチャンスが手に入ると、肝心の行動がゼロ。
これは良くありません。
チャンスを手に入れた意味がありません。
本を買ったことに満足して、肝心の読書をしない人がいますが、それと同じです。
素晴らしいものを手に入れても、生かさないことには意味がありません。
チャンスを手に入れて満足する癖があると、今度新しいチャンスを手に入れても、同じ失敗を繰り返すことになります。
念願のチャンスを手に入れたら、そこで満足して終わりにするのではなく、きちんと生かしましょう。
生かせるだけ生かし切ることです。
周りの目は気にせず、自分に集中することです。
チャンスを生かす際、少々目立つ動きになったとしても、やはり積極的に生かしていくべきです。
チャンスを生かすことで、人生のステージが進み、今の環境が大きく変化することもあるでしょう。
人間関係もがらりと変わるかもしれません。
それでもいいので、生かすのが正解です。
環境や人間関係が変わることは、以前からわかっていたはずです。
チャンスを生かす以外の選択肢はありません。
チャンスを生かすなら「早め」が肝心です。
チャンスは「生もの」であり「鮮度」があります。
そのまま放置していると、どんどん腐ってしまい、効力が失われます。
早めに生かすほうが、より大きなメリットを享受できるので「善は急げ」の精神を大切にしてください。
チャンスを生かすことに集中して、全身全霊を傾けましょう。
チャンスを生かして、初めて価値が生まれます。
一気に夢の実現が近づくのです。