いらいらして、それを態度に出すことに努力は不要です。
周りに八つ当たりをして、いらいらした表情や態度を取ることは、感情に振り回されるだけでかまいません。
しかし、感情に振り回されて、自分をコントロールしているのは、自分ではなく感情だということに気づくことです。
自分で自分をコントロールしきれず、自分を見失っているということなのです。
一方でいらいらしているのに、いらいらを見せない人は、女性からモテる人です。
自分の感情を抑えることができる人は、つまり自分をコントロールできている人です。
「いらいらしているのにどうしていつもにこにこしているのかな」というところに、その人の大人らしさを感じます。
自分をしっかりコントロールしている人には、一種の強さを感じるからです。
人間はストレスを感じたときに、本性を現します。
普段の姿が、本来の姿と思われがちですが、外見を見ただけの話です。
ストレスを感じるときは、押しつぶされるときです。
ミカンの中身が出ることは、普段はありません。
しかし、人間がストレスを感じるときのように、ミカンを強く押しつぶせば、中身が出てきます。
つまりそれが本来の中身だということなのです。
人間も同じく、その人の中身(本性)はストレスで押しつぶしてみないことにはわかりません。
押しつぶされて、中から出てくるものが本来の中身なのです。
人間はいらいらしたときに、本当の姿を現します。
普段はきれい事を言っていても、表面だけの話です。
いらいらしたときに出る言葉や態度のほうが、本当のその人なのです。
中身を見るときには、ストレスをかけて押しつぶしてみることが一番なのです。