いつもお説教ばかりする男性は、女性だけでなく、男性からも嫌われます。
自分はできていないくせに、完璧にできるかのように偉そうなことを言います。
こうしたお説教はたいてい「論」ばかりが並べられていて、自分の体験がまったく入っていないのです。
お説教オヤジが嫌われてしまうのは、論ばかりを話しているからです。
「人と会ったときには挨拶をしろ」
「声が小さいと、相手に聞こえないじゃないか」
どこかの本で一度は読んだような言葉ばかりが並び、聞いていても感動がなく、退屈です。
話は話でも、単なる論ではなく、体験談が混じった話は、一転して説得力が出てくる話になります。
実際に自分が体験した話をもとにして説明してくれるほうが、実際に体験した話だけあって、強く印象に残るのです。
「以前に挨拶をしなかったから、ひどく叱られたことがあってね。挨拶はしたほうがいいね」
「声が小さいから、電話でのやりとりで失敗したことがある。声は大きいほうがいい」
自分が実際に体験した失敗談を交えて、教えてくれると説得力があり素直になって聞けます。
女性に好かれる男性は、自分が体験した失敗談をもとに教えてくれる男性です。
偉そうに教えるのではありません。
恥ずかしい自分の失敗談を交えて話してくれるから温かみが感じられ、うなずきながら聞けるのです。
お説教は自分の体験が入っていないと、まったく説得力がないのです。