被害者意識を持っていませんか。
そう聞くと、ほとんどの人が「持っていない」と答えるでしょう。
では、次のようなセリフを口にすることはないでしょうか。
「生まれつき恵まれていない」
「悪い家庭に生まれたから人生がつらい」
「私だけ割を食っている」
「あのとき私は不当な扱いを受けた」
「あの人のせいで、私は苦しめられている」
「どうして私ばかりひどい目に遭うの?」
「どうしてこの人は私が嫌がることばかりするの?」
まったく同じセリフでなくても、こうしたニュアンスを含んだセリフを言うことはないでしょうか。
心当たりがあるならイエローカードです。
被害者意識を持つ人に共通のセリフです。
自分でも気づかないうちに被害者意識を持っている可能性があります。
もちろん恵まれない状況があるのは事実なのかもしれません。
家庭環境が悪かったり、先天的なハンディがあったり、理不尽なことがあったりなど、大変な現実があるのかもしれません。
自分は何も悪くないのに、不本意なトラブルに見舞われると「私は被害者だ!」と叫びたくなるでしょう。
だからといって被害者意識を振りかざしたところで何もいいことはありません。
ため息が増えて、出る元気も出なくなります。
ますます劣等感や嫌悪感がひどくなり、自己肯定感も下がっていき、なかなか自分のことを好きになれません。
表情もゆがんで美容にも悪影響です。
愚痴や不平不満が増え、感じが悪くなり、悪運まで引き寄せてしまいます。
周囲から距離を置かれ、手伝ってもらったり優しい言葉をかけてもらったりすることがなくなります。
悲劇の主人公を演じたところで、運やチャンスに恵まれることはありません。
被害者意識を持つと、さらなる災いをもたらすことになり、不幸の悪循環を生んでしまいます。
エスカレートするとダークサイドに落ちてしまい、完全に人生が終わってしまいます。
被害者意識に心当たりがある人は、今日から誓いを立ててください
「被害者意識は持たない」と。
「かわいそうな私」「哀れな自分」と考えるのも主張するのも、完全にやめてください。
被害者意識と決別したとき、あなたは生まれ変わります。
印象や雰囲気が柔らかくなります。
本来の運やチャンスが巡ってくるようになるのです。
できないことではなく、できることを考えましょう。
持っていないものより持っているものを見てください。
ないことばかり考えるのではなく、すでにあることを考え、喜ぶのです。
短所がたくさんあったとしても、1つくらい長所があるはずです。
被害者意識を持つのはやめ、自ら人生の舵を取ることです。
人生は、配られたカードで勝負するトランプゲームです。
前向きに生きていれば、人生の波に乗るきっかけが得られます。
被害者意識を持たなくなれば、心の霧が晴れ、光が差し込んでくるのです。