なぜ人の話を興味を持って聞けないのか。
それは、自分に関係ない話だと思っているからです。
自分に関係している話なら興味を持って聞けますが、自分に関係ない話は興味が湧かず、退屈に感じます。
退屈に感じると、時間が経つのも遅く感じられます。
聞いているうちに眠気が襲ってきて、あくびが出そうになる人もいるのではないでしょうか。
しかし、ここに大きな誤解があります。
極論すれば、人の話はすべて自分に関係する話になります。
「必ず」です。
自分に関係ない話に思えるなら、まだ関係性を見いだせていないだけです。
相手が自分のことばかり一方的に話していて、退屈に感じることがあるでしょう。
たとえば、あなたが野球に興味がない人であれば、人から野球の話を聞かされても退屈に感じるはずです。
そんなときは聞き方を変えてみます。
「野球の面白さを勉強させていただく」という姿勢になれば、自己成長につながるので、自然と興味が湧いてくるはずです。
子育てや介護の苦労話があるとします。
自分に無関係の話だとしても「いつか自分も経験する時期がやってくるかもしれない」と思えばいいのです。
自分に関係する話になって、興味を持って聞けるようになります。
自分に関係ない話は1つもありません。
人の話はどんな内容であっても、突き詰めれば必ず自分に関係するところが見つかります。
自分に関係のない話に感じるのは、まだ関係が見つかっていないだけです。
いろいろな角度から観察すれば、自分に関係するところが見つかります。
自分に関係していることが見つかれば、誰のどんな話でも、興味を持って楽しく面白く聞けるようになります。
すべての話に「なるほど」という返事ができるのです。
少しでも1つでもいいので、自分に関係していることを見つけてください。
すべての話が貴重な話に思えて、ありがたく感じるようになるのです。