自分事のことで判断や選択に迷うことがあり、人に意見を求めました。
そんなとき、自分の意見と相手の意見が一致しないことがあります。
「人が正しいというやり方」と「自分が正しいと思うやり方」の2つがあるとします。
意見が一致すれば迷うことはありませんが、そうでないときもあります。
人は「A」のやり方が正しいと言う一方、自分は「B」のやり方が正しいと思う。
お互いの意見が相反していると、どちらを選ぶか、どちらを優先するか、迷うことがあるのではないでしょうか。
さて、あなたならどうしますか。
自分事の問題であれば、実はシンプルです。
自分が正しいと思うやり方を優先してください。
自分が正しいと思うやり方は、結果にかかわらず、必ず成長につながるからです。
人が正しいと言うやり方を信じて採用したとします。
うまくいったときはいいのですが、うまくいかなかったときが大変です。
「あの人のせいだ!」と腹を立て、責任転嫁をすることになるでしょう。
「あの人の言葉を信じるべきではなかった!」と後悔するでしょう。
騙されたような感覚を覚え、恨みや憎しみの感情が湧いてくるかもしれません。
人が正しいというやり方でうまくいかなかったら、責任転嫁をしたり負の感情が湧いたりして、成長の機会を失うのです。
そもそも人の意見が正しいとも限りません。
年上の意見だから正しいとは限りません。
人それぞれであり、個性も適性も異なります。
100人いれば、100通りの個性があります。
だからこそ、自分が正しいと思うやり方が第一です。
自分が正しいと思ったやり方には「責任」が伴います。
うまくいかなかったときでも、自己責任のため、人を恨んだり憎んだりすることはありません。
「自分に責任がある」「自分が決めたことだから仕方ない」と納得できるので、心の整理がスムーズになり、素直に反省できます。
きちんと反省できるから、成長もできます。
人の意見に耳を傾けることは大切ですが、あくまで参考です。
流されたり強制されたりすることではありません。
最終的には自分が正しいと思うやり方を優先するのが正解です。
自分が正しいと思ったやり方であれば、うまくいってもいかなくても、成長につながってプラスとなるのです。