自分の才能が、ある程度、形になれば、まず親に見てもらいましょう。
父と母は、人生では欠かせない存在です。
親から見てもらい、役立ててもらうことで、恩返しができるようになります。
生まれてから育ててくれた人に、成長ぶりを見てもらうことも、恩返しです。
料理を作れるようになり、誰にまず食べてもらうのかというと、親に食べてもらいましょう。
絵が上手に描けたら、まず親に見てもらいましょう。
スケートにしろ、ダンスにしろ、体操にしろ、成長ぶりは親に見てもらうことが一番です。
私も、自分の作品が初めてできたときには、親に見てもらいました。
当時はまだ留学中であり、ロサンゼルスにいました。
印刷した大量の紙の束を、国際郵便で郵便局に持っていったことを覚えています。
初めての作品は、特別です。
もちろん友人にも見てもらいましたが、なにより親に一番見てもらいたかったものです。
批判されたり反対されたりするかもしれませんが、一番参考になります。
またここまでの自分が生きてこられているのは、親のおかげであるという実感を味わえるよい機会にもなります。
大きくなれたというのは、自分一人ではなく、まずは「育ててくれた存在」を意識するようになるからです。
自分が誕生した原点は親であり、その原点に振り返るためにも、親を意識した生活が大切です。