自分がよいと思っているものが、ほかの人にとってもよいものであるとは限りません。
人にはそれぞれ趣味の違いや考え方の違いがあるため、よいという基準もばらばらです。
たとえ自分が最高の出来栄えだと思っていることでも、ある人には「なにこれ?」ということがよくあります。
そりの合わない人とは、無理をして付き合う必要もありません。
無理をして付き合っていても摩擦が生まれ、つまらないところでエネルギーを消費してしまうだけです。
考えの軸がそもそも自分とは違うなら、至る所ですれ違いが生まれ、お互いにとってよいことはありません。
できるかぎり自分と同じ考えを持った人たちを集めることで、素晴らしい協力が生まれ、物事の進行が順調に進むようになります。
小泉純一郎元首相は、郵政民営化を達成しようと、自分の考えに賛同してくれる人たちを集めました。
当初は郵政民営化に反対する人たちが多かったため、一度は国会で否決されてしまいました。
ですが実現に向けて衆議院を解散に踏み切り、再び総選挙を行うことで自分の味方となる人たちを集め直すことができました。
そして、郵政民営化を進展させることができたのです。
敵の多い人たちが周りに多いと、夢の達成は、かっこつけることはできても実現が難しいのです。
自分の夢の実現は、まず賛同してくれる仲間を周りに集めることで、より実現しやすくなります。
自分と合わない人たちと無理をして付き合っても、お互いが不快になるだけです。