歴史の本を読んでいて驚かされるのが、理不尽な出来事の数々です。
歴史を振り返ると、想像を絶する理不尽が目につきます。
しかも1つや2つではなく、たくさんあることにも驚かされます。
何の罪もない人たちが、一方的な差別や惨殺をされた過去があります。
目を背けたくなるような理不尽の数々があります。
「こんな理不尽なことがあっていいのか!」と憤りを感じることもあるでしょう。
アステカ帝国は外国から侵略された上、侵略者から持ち込まれた天然痘によって滅亡に追い込まれました。
信じられないような悲劇です。
海の向こうから侵略者がやってきて、弾圧・征服されただけでもひどいことですが、それだけでは終わりません。
えたいの知れない病気まで外から持ち込まれ、地元の人は全滅して、それどころか国ごと滅んでいるのです。
人類の歴史には目を覆いたくなるようなむごい出来事があります。
信じられないような出来事ですが、過去にあったのは紛れもない事実です。
言葉にならないほど悲惨で無残な出来事が、残念ながら、過去に数多く起こっています。
私たちは今、恵まれた時代を生きています。
今も理不尽な目に遭っているかもしれませんが、過去の歴史で起こった理不尽に比べれば大したことはありません。
国民としての権利が保障されています。
生命の安全が守られています。
法の範囲で自由が認められています。
住むところや着るものに困ることもありません。
現代は飽食の時代であり、食べるものに困ることもありません。
孤独であろうと貧乏であろうと病気であろうと、理不尽を呼ぶほどではありません。
困っているどころか恵まれています。
昔に比べれば、大変住みやすい世の中になりました。
便利な道具に囲まれ、発達した交通機関や通信手段もあり、恵まれた社会に生きています。
少なくとも生きていることができているなら、ありがたいことです。
「理不尽な世の中」と思うことがあれば、歴史の本を開き、理不尽な出来事に目を向けてみてください。
昔に起こった理不尽に比べれば、今の理不尽は大したことないのです。